お一人さまの相続
親兄弟、妻も子供もいないあなた
気楽でいいですよ
なんて呑気なことを言ってますが
そんなあなたもいつか亡くなります。
本当です。
私は預言者ではありませんが断言します。
あなたは必ず死にます。
もちろん私も死にます。
さぁ
あなたが残した財産は誰が相続しますか?
誰も相続する人がいなければ
国庫に入ります。
その金額は、2017年度525億円。
5年前の1.4倍です。
まずは家庭裁判所が相続財産管理人を選任します。
その人が
相続人がいないかどうかを調べ
相続財産を調べ
国の金庫へ全財産を持っていきます。
国のお金が増えるのはいいことだとは思います。
お一人様のあなたがそれで良ければ何も問題はありません。
でも自分の稼いだお金財産は
自分の思うようしたいと思われるなら
すぐに対策を始めましょう。
だって人の寿命はわからないので
明日死ぬかもしれないからです。
何から始めましょうか?
そうですね、まず最初にやることは
①本当に相続する人がいないかを確認しましょう。
あなたが知らないだけで
お父さんはどこかに隠し子がいるかもしれません。
これには、あなたが生まれてから現在までの戸籍を取り寄せましょう。
次にやることは
②財産目録を作りましょう。
実際に死ぬのは明日ではなく
5年後か、10年後か、もっと先かもしれません。
だから財産や預貯金は変わります。
でもそんなこと言ってたら死ぬまで財産目録は作れません。
現時点での財産で何も問題はありません。
信頼のおける人に
③任意後見人になってもらいましょう。
※任意後見人については「任意後見人」を参照してください。
死ぬ予定の年を決めて
④老後の生活設計を作りましょう。
※ちなみに私は90歳でボチボチ死のうと考えています。
肝心なのはこれ
⑤遺言書を作ります。
自筆証書遺言でも構わないですが
遺言書作成経験の豊富な士業と一緒に作りましょう。
法律的に正確で、あなたの真の想いを引き出してもらい納得のいく遺言書を作ります。
最後にこれ
⑥死後事務委任契約です。
財産の分け方は遺言書で大丈夫ですが
あなたの死後
実は色々と煩雑なことがたくさんあります。
お葬式もそうですが
死亡届等の役所手続き、遺品の整理、病院代の支払い、ネット上の閉鎖・解約・退会、クレカ解約、その他
全て用意できれば
スッキリしますよ。
もう死んでからのことで今悩むことはなくなるので
これから長生きでいると思います。