お金が少なくても揉めるんや。

前回ブログで

自分の相続財産を知る目的は

相続税がかかるのか、かからないのかを知るためです、と書きました。

現実問題、日本全体で相続税を払った人は1割にも満たないんですね。

東京などの不動産価値の高い地域は15〜20%程度おられるようですが

地方都市では5%以下だったりとかなりばらつきはあるようです。

ちなみに京都府は9.8%の方が相続税を払っています。

 

相続税と関係のない9割の人たちは

自分の相続財産を知る必要はないのか?

全くそんなことはなくて

逆にそんな人たちこそ知っていてほしいんですね。

 

事実、家庭裁判所に持ち込まれた案件は

財産額が多くて揉めたわけではなくて

財産の分け方で揉めているわけです。

 

例えば

あなたの財産合計が1,000万円だとして

子供二人に分ける時は、500万円づつにしたら平等に見えますね。

 

 

でもその1,000万円の内容は

家族の思い出の詰まった家土地の割合が800万円相当で

預貯金が200万円の場合でも公平に分けることはできるでしょうか?

さらに子供達は結婚していて賃貸アパートに住んでいて

いつかは実家に戻りたい気持ちが強い場合に

お金の問題だけでなく

お互いの感情の整理や思いやりも必要になってきます。

 

財産額の大小に関わらず

自分の相続財産の種類と

お金に換算した時の金額を知っておきましょう。

 

次回から、我が家の相続税評価額の調べ方について一緒に考えていきましょう。

 

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