親がボケたら困ること
最近、後見人という言葉を知っておられる方が増えてきました。
多くの場合それは
自分の親や身内の誰かに
認知症の疑いを感じた時に
ネットや書物で調べられるようです。
2000年4月からスタートした制度で
正式には
「成年後見制度」といいます。
どのような制度なのか?
簡単にいうと
認知症になった後に
お金の管理や
入院の手続きなどを手伝ってくれる人をつけてあげますよ
という制度です。
奥さんである私がいるからとか
息子である私がいるからとか
その制度、私には関係がないと思われるかもしれません。
でもね
もしもお父さんが認知症になったら
ご家族でも出来ない困りごとが起こるんです。
①定期預金の解約ができない
そもそも本人でないと解約ができない。
介護でお金かかるから引き出そうと思っても引き出せない。
②普通預金のATM磁気カードの不備があっても再発行できない
パスワードさえ分かれば引き出せますが、磁気カードが不良の場合に本人でないと窓口で再発行できません。
私も過去に二度磁気不良がありました。
③保険の満期金を受け取れない
受取書には本人自筆の署名がいります。
④株式などの売却ができない
本人でないと窓口で受け付けてくれません。
ネット証券の場合には、事前にご家族で共有しておきましょうね。
ネットが苦手でよく分からなければ
全部売却してスッキリとさせることも考えてみてくださいね。
昔と違い
個人情報の管理が厳しくなって
ご家族でも他人名義のものを自由勝手にできないということです。
(親や配偶者も他人ですからね)