遺言書って何人の人が書いてるの?
生前相続対策アドバイザーとして
みなさんに、ぜがひでもやってほしいことの一つが
遺言書を書くことです。
遺言書は大きく分けて2つ
一つは、公正証書遺言
一つは、自筆証書遺言
まず
公正証書遺言について考えてみます。
公正証書遺言を作成している人は
2009年:77,878件
2018年:110,471件
この10年で1.42倍になっています。
遺言書は15歳以上であれば誰でも作成できるのですが
若い人は少ないと思うので
65歳以上の人口から推測しましょう。
2018年の65歳以上の人口は、3,557万人です。
3.1%の人が公正証書を作成していることになります。
多いですか?
少ないですか?
自筆証書遺言はどうでしょうか?
読んで字のごとく
自分で筆を取り、その遺言書は自分で保管するわけです。
つまり何人の人が書いているかは分からないわけです。
推測してみましょう。
自筆証書遺言を有効なものにするには
家庭裁判所に持っていって
検認手続きをしてもらうことになっています。
2007年:13,309件
2018年:17,205件
この10年で1.29倍になっています。
2018年の死亡者は約136万人です。
約1.3%の人が自筆証書遺言を書いていたということです。
今回のブログは
数字ばかりで全く面白みのないものにみえますが
まずは皆さんに
遺言書作成件数などの現状を知ってもらい
その上で書くか、書かないかの判断の一つにしてほしいと思ったからです。
ほとんどの人が書いてないなら
自分も書かなくて良いと思われるのか?
年々書いている人が増えているので
自分もそろそろ書いてみようと思われるのか?
それは皆さんの選択です。
2020年7月10日から
自筆証書遺言の保管を法務局が取り扱うように法律が変わりました。
さぁ、書くなら今です。