子どものいないご夫婦のお悩み
お子様のいないご夫婦の老後のお悩みは
100人いれば100通りかもしれません。
その中で
誰にも共通の問題が一つあります。
それは
亡くなる時はお一人になっているということです。
ここでいうお一人とは
配偶者が先に亡くなり
自分一人で生きていく人のことです。
もちろん
大きな事故に巻き込まれて
お二人が同時に亡くなるということもないわけではありません。
一般的には
平均寿命の長さから推測すると
夫が先に亡くなった後
妻が10年近くお一人で過ごされるというケースが多いようです。
この表は単純に年齢別の男女別の人口ですが
高齢になればなるほど
男女比に差が出てきています。
先にご主人が亡くなったら
その財産は誰が相続するのかを考えましょう。
多くの男性が
「そりゃぁ、自分の相続財産は全て妻が相続するだろう。」
でも必ずしもそうなるとは限らないんですよ。
比較的に若く亡くなった場合には
あなたのご両親が健在かもしれません。
その場合には
奥さんが3分の2
ご両親二人で3分の1
(3分の1をお二人で半分づつに分けます。だからお一人しかいなければ、お一人で3分の1)
「いやぁ、両親はすでに亡くなっている。だから妻に全て相続するだろ。」
あなたにはご兄弟がおられますか?
その場合には
奥さんが4分の3
ご兄弟全員で4分の1
(4分の1を兄弟の人数で分けます。お一人なら、お一人で4分の1)
「兄弟はそれぞれちゃんとやってるし、妻に全て相続させたいよ。」
あなたが亡くなった後に
一人残された奥さんが
ご兄弟と遺産分割の話し合いって、させたくないよ
と、思われたあなた。
人生は死んだら終わりではありません。
あなたが死んだ後の責任もあるんですよ。
あなたの意思を優先する方法の一つが
遺言書を書くことです。
仮に
「妻に全財産を残すと書き残して将来、離婚でもしたらどないしよ?」
大丈夫です。
遺言は元気な間であれば
何度でも書くことができ
常に一番新しい遺言が優先されます。
このブログをお読みの方が女性であれば
ご主人に遺言書を書いてもらいましょうね。