物忘れが増えてきた。これって認知症?
顔は覚えているのに名前が思い出せない。
何かを取りに2階へ上がったのに、何を取りに来たんだっけ?
昨日用意しておいた書類、どこに置いたっけ?
あなたも経験ありませんか?
若い時は単なる「忘れん坊」で済まされていたかもしれませんが
年齢を重ねてくると次のような心配をしてしまいます。
これってひょっとしたら
「認知症」の症状かもしれない。
実は認知症は
お年寄りだけの症状ではなく
若い人でも発症するんです。
若い人とは、18歳から64歳までの人たちのこと。
昨年のデータでは
10万人に約50人程度といわれています。
0,0005%
パーセントで表すと低いですが
人数は33,000人以上の人が
「若年性認知症」だといわれています。
認知症じゃなくても
年を重ねることで色々な体の機能が少しづつ衰えてきます。
物忘れが多くなるのは
病気ではなく自然なことです。
いくら自然だといっても
もしも認知症なら、何か対策をしなくっちゃ、と思いますね。
まず、記憶には3段階あることを知りましょう。
1.記憶すること
2.記憶したことを、記憶し続けていること
3.必要に応じて思い出すこと
通常の物忘れは
3番の思い出せない、ということなので
認知症を疑うことはないかもしれません。
もしも認知症なら
そもそも1番ができていないんですね。
冒頭の例に戻ると
顔は覚えているのに名前が思い出せない。
→ 会ったことそのものを覚えていない。
何かを取りに2階へ上がったのに、何を取りに来たんだっけ?
→ 何故私は2階にいるのか分からない。
昨日用意しておいた書類、どこに置いたっけ?
→ 書類を用意したこと、そのものを記憶していない。
そもそも最初の記憶をしていないということは
自分で自分のことを「認知症かも?」と判断することは難しいかもしれません。
あなたの親が認知症かも
と疑いを持たれたら
対策をしましょうね。