もう同居が耐えられない
ここだけの話をしましょう。
夫婦の仲が良かろうが、悪かろうが
死ぬ時は一人です。
まれに夫婦が一緒の時に大きな事故や天災にあい
同時にお亡くなりになることもありますが
多くの場合には
ご夫婦のどちらかが先にお亡くなりになります。
長年連れ添った配偶者(夫または妻)がお亡くなりになる。
それは悲しいことではありますが
生きていくためには
いつまでも悲しんではいられません。
時には
しがらみを断ち切る場合も必要かもしれません。
「しがらみを断ち切るってどういうこと?」
例えば
あなたは女性で
夫の親と一緒に同居しています。
嫁の立場として
高齢になる夫の両親(今がお元気でも)のお世話が待っているかもしれません。
もちろん
夫が先に亡くなった後もそのご両親のお世話をしながら
ご自身の人生を全うすることもできます。
もう一つの選択肢は
夫の家族とは縁を切って
あなただけの人生を歩むことです。
2つ目の選択をした場合にやることは3つ
①「復氏届」の提出・・・姓を旧姓に戻します。
②「姻族関係終了届」・・・夫の家族との縁を切るということ。(単独でできます)
③そのことを義理のご両親にお話をする。
①と②は、役所へ行って手続きをするだけですが
③については、決断と勇気がいるかもしれません。
非難や中傷を浴びることもあるかもしれません。
その手続をする自分自身をよく見つめ
その理由を明確にしておくことが肝心です。
つまり、避難中傷を浴びてもメンタルが崩れないように、確固とした信念と自分にとってそうすることが一番良い選択なんだと言い切れることです。
あなたが夫の立場だったらどうでしょうか?
あなたは妻より先に亡くなり、あなたの妻はその後に年老いた両親を残して家を出ようとしている訳です。
あなたが今、元気なうちにやっておくことの一つは
両親が元気なうちに家族会議を開き
両親がご自身の最後をどうしたいのか?を確認する。
自宅で?または老人ホームなどの施設で?
もし施設がご希望なら
そのための入所費用などを試算して用意しておくことが必要です。
自宅で看取ってほしいというご希望なら
その時の妻の表情を読み取ることが必要になります。
妻の口からでる言葉ではなく、妻の表情です。
あなたの話に戻しましょう。
一人になった後の人生をあなたの思うように生きることには賛同します。
ただいくつか考えておくこともあるので慎重にね。
例えば
相続権が無くなることは承知しておいてくださいね。