相続税法がどう変わってもやることはここから!
巷では
週刊誌等の見出しに
「相続税改悪」とか
「生前贈与は今の内に」みたいな
見出しの特集をよく見かけます。
先日も相談されました。
「生前贈与は、今の内にしなくちゃいけないんですか?」
突然、そこだけ尋ねられても
何ともはや、困りました。
というのは
誰に何を聞いてそう思われているのか
全くわからないんですね。
確かに
基礎控除額が今は年間110万ですが
この金額が引き下げになるかもしれない
って言われてます。
他にもありますが
どうもこのことを心配されてるようです。
これを税理士に相談したとしたら
「決定ではありませんが、そうなる可能性があります。お手伝いしますので、すぐに生前贈与を考えましょう。」
なんて回答をもらうかもしれません。
ちょっと待ってよ。
そもそも
お父さんの財産の総額を調べてもいないのに
先走っちゃ駄目ですよ。
基礎控除額が
3,000万円 +(600万円✖️相続人の人数)
以下なら相続税はかからないので
慌てる必要はないわけです。
仮に、その金額を超えていたとしても
110万円の生前贈与だけが
相続税を少なくする方法ではないんですよ。
こういっちゃ元も子もありませんが
お父さんの財産をもらった中から税金を払うので
あなたの今の預貯金が減るわけではないんですね。
そりゃぁ、確かに大きな金額の相続税を払うのは
損した気になるかもしれないし
できれば少なくしたいという気持ちも分かります。
合法的な節税方法については
私も最大限のサポートをします。
でも節税方法を考える前に
もっと大事なことがあるんです。
その財産の本当の持ち主であるお父さんの気持ちと考え
そして
お母さんの気持ち、弟や妹の気持ち・考え
そこを後回しにして
お金の節税の話をお父さんに持ちかけたら
まとまる話もまとまらなくなるかもしれません。
人は皆んな死にます。
お金の話をする前に
家族皆んなで、ご両親の今後について
まず話し合ってみませんか?
話すきっかけを見つけられない時は
相続コンサルタントを思い出してください。
↓ ↓ ↓ ↓
heartbeing@tatsmi-fp.com