相続で大事なのは節税対策だ!へ〜そうなんや。
2,173万円
これって何の数字か分かりますか?
貯金の平均額なんです。
(2021年5月家計調査報告より)
もう少し具体的に言うと
70歳以上の2人世帯の、お二人合計の貯金額
ってことは
一人約1,000万円くらいなのって、今思いましたか?
さらにこれって平均の数字なので
もっと溢れるほどお金持ってる金持ち夫婦がいてこの平均額ですから
多くの一般の我々は、
生活ギリギリ、老後は不安で考えたくない、って気持ちでしょうか。
この数字だけを見ると
我が家に相続税は関係ないよね
と思われる方が多いと思うんですね。
でも相続を仕事にしている人たち(銀行、証券、保険、士業を含む)は、
一般の人が自分の相続に不安がってもらわないと商売にならないわけです。
そこで、こんな風に言われます。
「この数字は、銀行等に預けてあるお金の総額です。自宅をお持ちではないですか?この家にも資産価値があります。ちょっと路線価から相続税評価額を算出してみましょう。この家土地だけで3,000万円の価値がありますね。今、貯金額と合わせると5,000万円を超えてしまいます。すぐに相続対策を始めましょう。でないと損をしますよ。着手金が○○万円、成功報酬が○%になります。ここに署名をお願いします。」
いいですか。
この営業パーソンが言っていることは、半分正しいです。
よ〜く、この営業パーソンが言っていることを見直してください。
この営業パーソンが言っている「相続対策」とは「節税対策」のことだって、気が付きました?
「節税対策」は「相続対策」の一部でしかありません。
お金のことからしか「相続」のことを判断しないような通称専門家の話を聞いても
あなたにとっての良い相続にはなりません。
あっ、これ私の個人的な考えですから。
お金は大事なんですよ、確かに。
でもそれよりも大事なのは
家族の絆ですよ。
お金のことだけに固執した相続対策がきっかけで
家族がバラバラになったり
兄弟の仲がギクシャクしたり
あなたが大切にしたいことはどちらですか?
節税をして相続財産を減らさないことですか?
相続をきっかけにして、家族の絆を深めたいことですか?
後者の方は、相続コンサルタントを思い出してくださいね。