相続全体を俯瞰することって大切なんや

「相続税を少なくしたいんです」

このようなご相談を受けることがあります。

 

お気持ちはよく分かります。

私は、幸いにも相続税がかかるほどの財産がないので

節税対策に気をもまなくてもいいので助かっています(笑)。

 

そういった相談をされる方は

ものすごく相続の勉強をされているし

多くの相続セミナーにも参加されていて

驚くほどの知識を持っておられます。(断片的に)

 

セミナーに参加して聞いた話と

ネット検索などで仕入れた知識と

時に矛盾していることも多々あります。

 

「老後の親の財産管理は

法定後見制度は高くついてデメリットが多いが

家族信託なら安くて、メリットが多いですよ。」

とセミナーで言われていたのに

ネットで調べると

「家族信託は100万円くらいかかって全然安くない」

と書いてありました。

どちらが本当なんですか?

 

実際に私は

そのセミナーに参加していないし

ネットの内容も見ていませんが

おそらく

どちらもウソではないと思うんですよ。

 

つまり

そのセミナー講師の方は

財産がこれだけあって

家族構成がこうで

その他の条件はこうだから

家族信託のほうが安くていいですよ

と、言われたんだと思います。

決して

最初から、家族信託を申し込んでもらおうと

そういう意図だけで言われたのではないと思います。

 

ネット情報も同様に

この財産金額、この資産内容、この家族構成なら

100万円くらいかかりますね

と、書かれてるんだと思うんです。

 

相続において問題やトラブルが起こる要因の一つがこれなんです。

ある一つの視点から相続の課題または問題を捉えて

相続全体を見たような気になって

その一つの課題だけを解決しようとするから

トラブルが起こるんです。

 

相続においては

色々な課題や問題が複雑に絡み合っていて

あちらを立てれば、こちらが立たず

みたいなことや

 

先にこちらに取り組むべきだったのに

そっちから取り組んだために

兄弟間に亀裂が走っちゃた、とか

 

さらに感情のもつれが根深く残っていて

そこを避けて解決しようとしたために

余計に感情のもつれがひどくなったり

 

最初の相談に戻りますね。

 

「相続税を少なくしたい」

分かりました。

節税にはこの方法と、この方法があります。

この通りにすれば相続税が○○○万円少なくなります。

相談料は、○○万円です。

こちらの口座にお振込みをお願いします。

 

家のキー

 

結果どうなったか?

不動産活用で節税効果はあったが

空き室が多かったり、修繕費が高かったり、子どもたちが誰も欲しがらない。

生前贈与をし過ぎて

自分たちの老後資金が不安になってきた。

生前贈与をし過ぎて

息子がそのお金で高級車を買った。

などなど・・・。

 

相続税の節税は大切なことですが、

それ以外にも考えておかなければいけないことに

目が向けられなかったんですね。

 

相続全体を俯瞰する時は

相続コンサルタントを思い出してくださいね。

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