お一人さまは、やること満載
一人になって困ることって
今の日本であるのか?
あなたは現在、80歳の男性です。
すでに平均寿命を超え
足腰に少し不安を感じています。
さいわい、認知症の調光はありません。
昨年、年上の奥様がお亡くなりになりました。
子どもはいないため
一人で生活しています。
食事は宅配サービスがあり
部屋の掃除もヘルパーさんが週に2回来てくれているので
格段の不便は感じません。
でも分かるんです。
年々、自分の体が弱っていくのが。
①財産管理委任契約
身体の不調(病気やケガなど)が原因で自由に外出できなくなった場合に
あなたに代わって
事前に契約をした代理人が
銀行へ行って預貯金を引き出したりしてくれます。
突発的な交通事故などで入院を余儀なくされたりすることも想定しておきましょう。
②任意後見制度
認知症などで判断能力が衰えてきた時にそなえて
あなたに代わって
財産管理や身上監護をしてくれる人を決めておきます。
身上監護とは、
あなたの生活・医療・介護などの法律的な契約をしてもらいます。
この①と②はセットで契約をします。
身体が不自由になれば
財産管理委任契約があります。
その状態で認知症などになれば
任意後見制度に移ります。
そしていつかあなたにお迎えが来た後の精算として必要になるのが
③死後事務委任契約
葬儀・死後の行政手続き・医療費の支払い・遺品の処理など
多岐にわたる各種処理をしてくれる人に依頼しておきます。
④遺言書
相続人がいなければ
あなたの財産はお国のものになります。
もしもお世話になった人や
信頼している団体などへの寄付を考えておられたら
遺言書の作成は必須です。
いつまでも元気でいられるというのは
あなたの幻想です。
やることやっておくと良いことがあるんです。
もしものことがあっても大丈夫と思うことで
今からの人生がより楽しくなるかもしれません。