エンディングノートを書こう④

残された家族が困らないように

相続のことをちゃんとしておきたいと

ちょっとだけ思っているあなた

 

何の対策や準備をせずに

あなたが死んだら困るのは

家族だけではありません。

 

死んでしまったあなたも困ることを忘れないでほしい。

 

あちらの世界から

この世を眺めてみれば

あなたの残した財産のことで

大切な家族が困っている、揉めている

そんな姿を見たら悲しいのは誰ですか?

 

ちゃんとしておけば良かったと

困ってしまいます。

 

前回は

相続人(あなたの財産を誰がもらうのか?)について書きました。

 

今回は

もうちょっと相続人について深掘りしてみましょう。

 

テーマはそうですね。

「養子」についてみていきましょう。

 

(アンジェリーナ・ジョリーと子どもたち ー実子3人、養子3人ー)

 

基本的に「養子」は「実子」と同じ扱いです。

つまり「養子」だからといって

もらえる財産が少ないなどということはありません。

 

あなたは純粋な気持ちで

何らかの事情で「養子」を我が子として引き取り育てています。

 

でも世の中にはあなたみたいな人ばかりではなく

少しでも相続税を少なくしたいので

この制度を悪用する人がいます。

 

つまり

子どもの人数が多ければ

基礎控除額(税金を払わなくて済む金額)が増えます。

 

そういった悪用を防ぐため

相続に関しては

あなたに「実子」がいる場合は「養子」は一人しか認められません。

子どもが一人もいない場合は「養子」は二人まで認められます。

 

誤解がないように付け加えておくと

「養子」を二人以上、養うことが出来ないということではありません。

極端にいえば

身寄りのない可哀想な孤児を10人「養子」にして養育することに

何の問題もありません。

ただし、あなたが死んだ時は

相続人(財産をもらう権利のある人)は

一人または二人だけです。

 

「養子」は元々は

子どものいないご夫婦が家系を絶やさないための制度です。

 

相続の世界では

どのような「養子縁組」が行われているんでしょう?

 

①配偶者の連れ子を養子にする

再婚した場合に

何もしないでいると

「連れ子」に相続の権利はありません。

あなたが自分の子どもだと思っているだけでは

その子は財産をもらえないということです。

すぐに「養子縁組」をしてください。

 

②子どもの配偶者を養子にする

あなたにとっては、長男に嫁の立場の人のことです。

あなたの介護を息子の嫁がしてくれている場合

何もしないでいると

お世話になっている嫁に相続の権利はありません。

「養子縁組」をすることで

もっと献身的にお世話をしてくれるかもしれません。

 

③甥や姪、親戚や知人を養子にする

結婚せず、兄弟もなく、親も亡くなれば

「おひとりさま」のあなたが死んだ時

あなたの財産は国庫に行ってします。

あなたが財産を渡したい人と「養子縁組」をするか

遺言書を書きましょう。

 

④孫を養子にする

まさに節税対策です。

法定相続人(財産をもらう権利のある人)が増える可能性があるからです。

でも相続は、100人いれば100通りと言われています。

つまり、家族構成によってはそうならない場合があります。

かなり複雑なので詳細は省きます。

 

考えに入れておいてほしいのは

孫を養子にするということは

戸籍上、あなたの子供と孫は兄弟になります。

親子でありながら、兄弟でもあります。

お孫さんが将来

結婚される時に、その戸籍を見てどのような感情が湧いてくるでしょうか?

 

 

個人的な考えですが

①配偶者の連れ子を養子にするのは必須。

あとは、慎重に考えてくださいね。

 

今回も

最後までお読みいただき

ありがとうございました。

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