遺言書の保管
脚本家の内館牧子さんが70歳の時に書かれた小説
78歳のイケてるお婆ちゃん、
いやイケてる女性が主人公のフィクションです。
その主人公のポリシーは
「60代に入ったら、男も女も絶対に実年齢に見られてはならない。」
つまり
外見を磨き、人の目を気にすることが内面の若さを保つこと
死ぬことを考えたり、エンディングノートなんてのを書くから老け込むんだ。
ましてや遺言書なんて絶対に書かない。
でも40年連れ添った愛するご主人が突然死をし、
死後に遺言書が見つかります。
それから先はネタバレになるので書きませんが、
高齢のあなたが読んでも元気がもらえるし
若い人が読んでも楽しい内容です。
遺言書にはいくつかの種類がありますが
大きく分けると二つ
自筆証書遺言と公正証書遺言
どちらにもメリットとデメリットがあります。
小説の中で書かれたのは「自筆証書遺言」
その最大のメリットは
自分が好きな時に書くことが出来るということ
ただし
家庭裁判所での手続きが必要だったり
書き方に少しでも不備があれば
正式な遺言書として認めてもらえなかったりします
そして最大のデメリットは保管方法
書いた後、その遺言書をどうするの?
生前に見つかってしまうような場所でなく
死後に見つからなくても困ります。
それなら公的な場所で保管してくれたら安心・安全ですよね。
昨年(2018年)7月に相続法が改正され
そのうちの一つに
自筆証書遺言を法務局でも預かるという制度ができました。
それがこちら
↓
大切な人が亡くなった時に
法務局へ問い合わせをすれば
保管されているかどうかを確認してもらえます。
ただし、保管の開始は2020年7月10日(金)からです。
東京オリンピック開会式のちょうど2週間前になります。
それまでは預かってもらうことはできないのでご注意ください。
「はじめての相続」セミナーやります。
今週の日曜日(5月12日)に迫りました。
京都市近郊の方はぜひお越しください。
または
知り合いに京都市在住の方が
いらっしゃればお伝えください。
相続のことがよく分からんし
相続税のかかりそうにない我が家には
相続問題は関係ないわ
という方のための内容になっています。
第1回:5月12日(日)京都市東部文化会館
第2回:5月18日(土)京都市呉竹文化センター
第3回:5月25日(土)京都市東部文化会館
各回ともに内容は同じです。
来やすい場所・日をお選びください。
定員:先着10名(または5組)
参加費:通常3,000円を2,000円(元号変更キャンペーンにつき)
申込:下記「コメント」欄にお名前と参加日をご記入ください。
なお、本セミナーは相続について基本から知りたい
という方を対象にしています。
士業や相続関連の方はご遠慮いただくようお願いいたします。
今回も
最後までお読みいただき
ありがとうございました。