老後の資金を貯める、同時に考えておくこと
会社員のご主人は元気で働き盛り
あなたも子どもたちが社会人になったのを機に
正社員として働き出した。
家事は大変だけれど
できる範囲でご主人も協力してくれるので
早く家のローンを返し老後の資金を貯めないとね。
そんなあなたが
仕事以外で不安があるとすれば
それはなんですか?
不安はないって?
それは気づいていないか
目を逸らせているだけではありませんか?
そうです。
実家のご両親のことです。
ご両親は今年何歳ですか?
男性に聞くと
う〜ん、何歳だったかなぁ?
女性のあなたは
もちろん、ご存じです。
ご両親は70歳代ですか?
80歳代ですか?
そうです。
あなたたちご夫婦の老後の前に
ご両親のさらなる老後
つまり
親の介護問題です。
今がまだお元気だと
介護問題はなかなか考えにくいかもしれませんね。
認知症についてはご存じでしょうか?
認知症の患者数は
2020年時点で
65歳以上の6人に1人と言われています。
この認知症が進むことで介護が必要になるケースが多いということを知っておいてください。
認知症は昔は特別な病気だったかもしれません。(正確には、病気ではなく症状です)
なぜなら
高齢になれば患者数が増えていたからです。
ほんの数十年前は
人生50年と言われていたように
平均寿命が50歳という時代が長く続いたんですね。(1947年:男性50.06歳、女性53.96歳、内閣府公表)
平均寿命が80歳だ、85歳だなんて
未知の世界ですよ。
昔の人が経験していない病気が蔓延してもおかしくない。
つまり
年寄りになれば増える病気
(若くても若年性認知症がありますが)
つまり
認知症は特別な病気ではなく
歳を取れば
誰もがなるかもしれない普通の病気になりつつあります。
認知症と一言で言いますが
大きく分けて
3種類くらいを覚えておきましょうか。
一番多いのがこれ
『アルツハイマー型認知症』
アメリカ第40代大統領のロナルドレーガン氏もそうでした。
その症状は
「最近の出来事を忘れてしまう。」
正確には、覚えられないのかもしれません。
いわゆる「物忘れ」とは、違います。
「物忘れ」は指摘されると思い出すことが多いですが
アルツハイマーの方は、指摘されても思い出せない。
だって
そもそも、覚えていないんですから。
2番目は
『脳血管性認知症』
その症状は
「同じ行動を繰り返す」
「自分勝手な行動を繰り返す」
感情がコントロールできなくなることもあるようです。
脳梗塞を起こし
身体が回復しても
脳の一部が損傷して起こすようです。
3番目が
『レビー小体型認知症』
その症状は
「知らない人がいる」
「家族の顔が分からない」
など、幻覚や妄想などの症状が現れるのが特徴です。
もう一つ紹介しておきましょう。
『前頭側頭葉変性症』
その症状は
人格が変化したり、非常識な行動を取ります。
暴力や万引きなどをしても
本人に罪悪感はありません。
症状を知ったからといって
治す薬があるわけではありませんが
上記に挙げた症状に気がついたら
早めにお医者様にかかることで
それ以上の進行を遅らせることができます。
つまり
介護の時期を遅らせる
介護の期間も少なくなる
かもしれません。
事前に対策をしたい方はご連絡くださいね。
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